個人事業 開業 届出

利益がでなければ(赤字だったら)開業の手続をしなくてもいい?

こんにちは、税理士の福島です。

 

先日ある飲み会に参加したとき、手相の話で盛り上がりました。
ある人が私の左手を見て「福島さん、マスカケ線じゃないですか!!」と興奮していました。
成功と失敗が極端とか、頑固で意地っ張りとかあるみたいですね。

 

 

それでは、本題に入りましょう。最近よく勘違いしている人がいる事例を紹介します。

 

私は昨年の8月から新しく事業を始めました。
ところが、事業が思うようにいかず、昨年は30万円の赤字でした。

 

今年は事業も順調になってきたので、そろそろ開業届を出そうと思います。
開業届を出さなければいけない基準を教えてください。

 

結論を言えば、売上が1円でも上がったときに開業届を提出してください。
また、開業届と同時に青色申告の申請もしてください。

 

 

青色申告をすれば、赤字を繰り越せる!

 

「確定申告をする義務がある人は?」と聞かれれば、原則として税金が出る人と答えます。

 

ところが、青色申告者が赤字になった場合は、申告をした方が得です。
それは、赤字額の繰越ができるからです。

 

 

具体的にお話をしましょう。

 

今回の質問では、昨年が30万円の赤字となっていますね。
この人が、今年300万円の黒字になったとしましょう。

 

昨年きちんと申告をしていれば、
今年の黒字額は300万円−30万円=270万円とできるのです。

 

 

私は、開業したら、必ず青色申告の申請もすべきだと主張しています。
その理由は、赤字の相殺以外に、次の3つがあります。

 

 

青色申告の申請には期限がある

 

起業した年は、起業から2ヶ月以内です。2年目以降はその年の3月15日までです。

 

つまり、2010年に開業した人が2011年から青色申告をしようと思ったら、
2011年3月15日までに申請をしなければならないのです。

 

ちなみに2011年の申告書は2012年の3月15日提出です。

 

したがって、2011年の夏あたりに『今年から青色申告にしたい』と言っても、もう遅いのです。

 

 

白色を選ぶこともできる

 

青色申告は、メリットがある分、しっかりとした帳簿を作る必要があります。
会計ソフトを使って入力をしないといけません。

 

そこで、「面倒だからやめた」ということだってあるでしょう。
この場合は、いつでも白色に戻ることができるのです。

 

だから、
とりあえず「青色でやります!」と宣言しておいて、あとから「やっぱ白色で申告します」
ということはOKなのです。

 

 

会計ソフトをつかって帳簿を作れば、特別経費が最大65万円認められる。

 

経費65万円というのは、税金で言うと最低10万円弱です。

 

参考記事:正式な帳簿が作れなくても、青色申告はできますか?

 

 

期限があるものは、期限が来る前に知らないとどうにもなりません。どうか注意してください。

 


 
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